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県外調査 【海士町〜島前高校魅力化プロジェクト】

ガッツ山梨!永井学です。 教育厚生委員会、県外調査報告の続きです。  

【海士町〜島前高校魅力化プロジェクト、隠岐の國学習センター】

日時:平成27年9月2日(水)13:30〜

場所:海士町観光協会、隠岐の國学習センター

  海士町は隠岐郡の中にある人口およそ2300人の町。

平成の大合併の時に、合併の道を選ばず独自の路線で いくことを決定。

平成16年から「自立促進プラン」などを行い、

職員・議員などの給与をカットしたり、365日勤務体制、

起業に対して独自支援などを行いました。

そんな中、島前(どうぜん)高校は、

海士町・西ノ島町、知夫村 いわゆる島前地域唯一の高校でした。

平成10年頃には70人程度いた入学生も、

平成20年度には 半分以下の28人に激減。

統廃合の危機に直面していました。

 

  「学校がなくなる」イコール 子供が島外の高校に通うことになる。

ご両親は仕送りなど経済的な圧迫を受け、結果島外へ転出。

若年層のUターンIターンも当然、島に実家ないのだから激減。

その結果、超少子高齢化に歯止めがかからず島の人口は減る一方

ということになります。

単に高校がなくなるということだけで、

町の存続も危うくなるというわけです。

  この危機に対し、学校と地域が行ったのが、

「島前(どうぜん)高校魅力化プロジェクト」です(平成20年から)。

子供が「行きたい」、親が「行かせたい」、

地域住民が「この学校を活かしていきたい」と思うような魅力的な

学校づくりを通して、魅力ある人づくり、

そして持続可能な地域 づくりを目指そうというのが目的です。

1 島(地域)に対する愛着を育む 島を愛することを育む。

「島に仕事がないなら、本土で勉強し、 自分が仕事をつくりに島へ帰りたい」

「自分のまちを元気にする新たなことを起こしていきたい

という地域起業家精神の育成を重視。

島全体が学校、地域の人も先生 というコンセプトのもと 教育を行う。

 

  2 離島であっても学力を伸ばす!

島外に出なくとも進学希望を実現できるよう

「一人ひとりの 力を伸ばす教育環境の整備」に力を入れる。

今まで弱みだと 見られてきた「小規模校」ということを、

一人ひとりに手厚い 指導ができるという「少人数制」という強みと捉え直し、

「充実した少人数教育を展開する高校と地域連携型の

寺子屋  隠岐の國学習センター」を町立で設けた。

 

<隠岐の國学習センター>

学校の学習以外にも、島の魅力を伝える授業も行っている。

高校のすぐ真下にあり、生徒は学校が終わるとこの学習塾で 色々なことを学ぶ。

古民家を生徒達自ら改装した。

自立した地域と自立した人をつくるため 「グローカル人財」の創出を目指す。

そのような人材を輩出するため

「夢ゼミ」という 授業を行っている。これは多様な大人と関わり合い

ながら行う地域課題解決型の授業である。    

 

プロジェクトを開始してから入学希望者数はV字回復。

平成24年度からは、過疎地の高校としては異例の学級増 となった。

現在、東京、京都、ドバイなど島外から来る 生徒も多数。

 

こうした影響などもあり、60年間一貫して減っていた 海士町の人口は、

ここ数年間で増加に転じている。

  【永井の考え】

海士町の「高校魅力化プロジェクト」。

この例は、まさに人口減少が続く地方の問題点の 縮図ではないでしょうか。

 

地域に魅力がない。都会に行けば魅力があふれている。

田舎では学力が上がらない。

子供には質の高い教育を 受けさせてやりたい。  

 

こんな声はどの地方でも聞かれます。

地域に魅力がないのであれば、生まれ育ったこの地域を

自分の手で魅力あるものにするぞ! 働く場所がなければ、

自分でこの地域に働く場所を作るぞ! という子供を育むこと。

自分が議員になって以来訴えてきている「郷土教育」の まさに最終形です。

 

これを教えることができ、

その地域の 魅力をうまく引き出すことができれば

人口減少は怖くないとも 感じました。

今まで「郷土教育」を徹底して行い、

地域にリターンしてくる子供を育てるには相当の時間がかかると

思っていました。

 

しかし、このプロジェクトでは、すでに

この町で儲かる牡蠣の養殖がしたい

村長になって今の町の政策を継承したい

酪農を極めて島を盛り上げたい

など、様々な目標を掲げその目標に向かった進学をしている

と伺いました。

 

プロジェクトを始めてから今年が7年目。

すでに芽は出ています。

この地域を育てる人をつくる教育をなんとか山梨県にも

フィードバックさせたい。  

今後の議員活動における大きなテーマをいただけた 非常に貴重な視察でした。

 

  山梨県議会議員 永井 学  

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